会社を設立せず既存(休眠)会社の買取
事業を始める場合、新規に会社を設立するのが通常のやり方です。
でも、もう1つの方法として既存会社を買い取りその会社を活用するのも1つの方法です。
既存会社には次の2種類があります。
@現在も活動している会社
A休眠会社で活動していない会社
既存(休眠)会社の買い取り方法
既存会社を買い取る場合次の手続きが必要です。
@現在の株主からその会社の株式を譲り受ける
A会社名(商号)、役員、事業目的、本店住所等謄本に載っている項目を変更
既存会社を買い取り活用する場合、謄本に載っている項目を変更するとなると、新規に会社を作る方法に比べ費用的には高くなることが多いです。
この点はちょっと注意が必要です。
既存(休眠)会社買取のメリット
既存会社を買い取るメリットとしては次のようなことがあげられます。
@社歴が入手できる
ビジネスの世界では信用が大事です。
その信用の1つに社歴があります。
会社設立年月日が古い会社ほど、激動の社会情勢を乗り越え現在も活動しているという信用です。(倒産をせずに生き残っているということです)
特に許認可業種であれば、古いほど信用があります。
A多額の資本金が名目上得られる
資本金は多いほど信用力があります。
新規に会社を設立する場合、なかなか多額の資本金を用意することは難しいです。
そんな中、既存会社が資本金1千万円から数億円で登記されていれば、その資本金がすぐに手に入るためこれはメリットです。
B青色欠損金があれば活用できる
買取会社が青色欠損金を持っている場合、これは価値があります。
なんて言ったって、税金が安くなるからです。
現在の法人の税率約26.5%から40%と結構高額のため、例えば青色欠損金が1,000万円あれば最低265万円(最高400万円)税金を払わなくて済むのです。
これは、おいしい話です。
既存(休眠)会社買取のデメリット
既存会社を買い取るデメリットとしては次のようなことがあげられます。
@隠れ債務があるかもしれない
買い取り会社に未払いの借金・買掛金・未払い金等の債務がある場合注意が必要です。
会社を買い取るということは、その会社の全ての債務を引き継ぐということですから。
さらに、その会社の帳簿に載っていない隠れ債務もあるかもしれません。
会社が連帯保証人等になっているかもしれません。
会社を買い取る際には債務について細心の注意が必要です。
A休眠会社であればすぐに青色申告が出来ない
現在活動している会社は、通常税務上の青色申告をしている所が多いかと思いますが、休眠会社を買い取る場合、税務申告をしていないため白色申告になってしまっているところが多いです。
白色申告になると、青色申告に戻すため数年かかります。
その青色申告に戻すまでの期間、白色申告のためいろいろな税金の優遇規定が受けられないため損です。
青色申告の優遇規定として代表的なのが赤字を翌年以降に繰越が出来ないものがあります。
他にもたくさんあります。
既存(休眠)会社を買い取り活用する場合
当事務所、既存会社を買い取り活用・休眠会社を有効活用する場合、会社名(商号)、役員、事業目的、本店住所等謄本に載っている項目変更手続きやアドバイスを行っております。
ぜひ、お気軽にご連絡ください。